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来年は労務目標を立てよう~12月号~ | 西村社会保険労務士事務所|なにわ式賃金研究所

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平成17年1月~12月

来年は労務目標を立てよう~12月号~

来年は労務目標を立てよう~12月号~
経営計画の中に労務政策を盛り込まないのは何故だろう?

 今年も残すところあと1ヶ月ばかりとなりました。年々1年の経過を早く感じるのは、それだけ年を取った証拠なのかも知れません。皆様にとってはこの1年は有意義な年だったでしょうか?
 さて私は、中小企業の経営者の味方として労務コンサルをさせてもらっていますが、中小企業に欠落しているものとして以前から強く感じていることがあります。それは経営計画の中に労務目標が入っていないことなのです。多くの企業の場合、「人」に関する問題はおおよそ事業経営をしていく上で最重要課題の一つであると思われます。実際、私が加入している異業種交流会である中小企業家同友会における例会などにおいても、人(労務問題)に関して、いかに経営者が悪戦苦闘しているかが垣間見れます。企業戦略の中には人事労務のほかにも、「財務経理」「金融」「企業法務」「特許商標権」「営業」「マーケティング」「商品開発」「生産」など多岐に渉るわけですが、その中でも「人事労務」は一筋縄ではいかない永遠のテーマのように思われます。こんなに多くの経営者が問題意識を持っているのも拘わらず、それを経営計画の中に落とし込んでいるかが甚だ疑問なわけです。
 そこで提案です。来年から3年若しくは5年先までの、労務目標を計画しては如何でしょうか。具体的にはこうです。
① ○○年先にはこういう会社にしたいという強い思いをまず持つ  
  例:風通しの良い明るい社風にしたい  良質な人材の採用に耐えられる労働条件の整備された会社にしたい  頑張った者が賃金で報われる会社にしたい  技能伝承が容易で無駄なく仕事が流れる会社にしたい etc.
② そのためには労務政策においてどういうことをやらなければいけないかを書き出してみる
  例:挨拶の励行 ミーティングの実施 経理公開 就業規則の整備 労働条件の文書化 健康診断の実施 社員研修の充実 賃金制度の改革 目標管理の導入 作業マニュアルの作成 残業の見直し etc.
③ 項目を優先度の高いものに絞り込む
④ 絞り込んだ労務政策の項目を各年度のいつまでに完成させるか(又は実施するか)を計画表にはめ込む
⑤ 実行するための方法を検討する
⑥ 計画の通り実行する 
 ただこれだけのことです。とにかくいつまでに何をするのかを目で見えるようにすることです。「労務の視える化」です。やらなければならないこととして義務化します。こうするだけでも、ただ何となく過ごして来た日々と決別出来るかも知れません。計画に入ったのですからあとは経営者の実行力如何です。一つ一つ確実にクリアして、経営を向上させましょう。まず来年はどんな労務問題に取り組みますか?

(経営者の思い)        (思いを達成する施策)    (実施又は完成期) 
風通しの良い明るい社風にしたい―――――挨拶の励行――――――H18年1月より実施
               |                ↓
               |       (具体的方法)   
               | 役員、社員、お客様、出入業者を問わず。「おはようございます」
               |「ありがとうございました」「お疲れ様でした」
               |
               |             ↓
               |    (さらに具体的に)
               |       座っている人は立つ 相手の目を見る
               |
               |                       
               |―――経理公開
               |―――ミーティングの実施――H18年4月より実施
               |               |
               |               |―――幹部会議→
               |               |        
               |           社長を除いた社員の夢会議→
               |―――提案制度
               |―――誕生日会、入社日祝い
               |―――社員家族旅行

   ※このように順次検討して、計画表に盛り込む

文責 特定社会保険労務士 西村 聡
もっと見る :http://www.nishimura-roumu.com

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