中小零細企業に適合する賃金制度
- 職群(期待成果の異なる職種のくくり)別に体系を考える
- 範囲給による賃金管理(職務レベルごとに最低これだけは支給する下限と、上の職務レベルに上がれなければいくら年数を重ねても、これ以上昇給しない上限額を管理)。
- 累積賃金(今まで積み上げてきた価値)と時価賃金(今現在の価値)の組み合わせ
- 累積賃金は等級範囲給で支給
- 時価賃金は役割給や年俸制で支給
- 昇給はその年毎に、昇給表を作成し運用
- メンテナンスと運用が困難な細かな賃金表は作成しない
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システマチック(体系的)に管理したい場合の賃金制度
1.職能資格フレーム(その会社で出世できるコースや職務レベル、職能要件などを明示) 2.目標面接(従業員への期待目標、挑戦目標を計画にする) 3.分析型人事評価(業績、執務態度、能力を細分化して評価) 4.育成教育(人事考課の結果、足りないところを重点的に育成教育) 5.能力活用(人事考課の結果、優れた能力を適性に活用) 6.職能給表(年齢給、職能給(習熟昇給、昇格昇給)、勤続給の体系表作成)
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職能給表イメージ
賃金額を洗い替えしたい場合の中小零細企業向き「目標管理型業績評価給」
- 毎年社員の目標達成度合い、能力伸張度合いによって賃金額を見直す
- 個人の職務別に合意目標を立てて面接により評価
- 年功部分を完全に排除
- 大幅な昇給と大幅な降給が混在
- 1枚のシートで目標管理、人事評価、業績評価、能力開発、賞与査定ができる
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体系イメージ
賃金――― 基本給 ―――業績給(毎年洗替え)
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|― 手 当 ――役職手当など
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|― 賞 与
ポイント制賞与
- 基本給非連動型システム
- 確定した賞与総額原資以内で必ず収まる
- 貢献度の高い者ほど多く配分
- 社員の業績、能力、勤続年数など評価したい項目を重点的に評価してポイント換算
- エクセルによる配分計算シートをご提供
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貢献度加算型賞与
- 今迄、馴染みのある基本給連動は残す
- 貢献度は評価ごとに金額を貼り付けて加算
- 何を評価されればいくらもらえるのかが明確化
- エクセルによる配分シートをご提供
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役職加算型退職金
- 中小企業向き
- 今迄馴染みのある勤続年数は評価軸に残す
- 基本給とは非連動型
- 1年あたりの単価を積上げて、役職者または特別な職務従事者には更に特別加算
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確定拠出型退職金
- 中小企業向きで現在はこの設計が多い
- 基本的ルールだけを決め、将来の支給額を約束しないので、積み立て不足が発生しない
- 中小企業退職金共済を使用
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