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相手に向いた矢印を、自分に向けてみよう (H18.12月号) | 社会保険労務士法人ラポール|なにわ式賃金研究所

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平成18年1月~12月

相手に向いた矢印を、自分に向けてみよう (H18.12月号)

相手に向いた矢印を、自分に向けてみよう (H18.12月号)

人間社会の中で他人とかかわりなく生きてゆくことはありえません。複雑な人間関係の中で我々は毎日暮らしています。家族、学校、地域社会など様々ありますが、その中でも会社の中の人間関係は非常に輻湊しており、ややもすれば上司や部下、同僚に対して怒りを覚えたり、嫌な気にさせられたりすることはよくあることです。ついつい怒鳴ってしまったり、不機嫌を顔に出したり、不快に満ちた空気を発生させたりしてしまうことがあります。怒りの対象となっている相手のことを心の中で批難し始めると、その感情がさらに怒りの感情を増幅して、ますます不愉快になってきます。そんな時、心の矢印は必ず、相手に対して鋭角に向いています。矢じりの先は相手に向いているのです。

 でもそんな時、ちょっとだけ、自分の方に矢印を向きかえる努力をしてみるのです。「自分のほうに何か原因はないか」「自分は完璧に悪くないと言えるか」と。そうすれば今まで相手に向いていた怒りは幾分納まります。例えば部下がミスをしたとか、言うことを聞かないとか色々あって、今まで部下が一方的に悪いと思っていたことでも、自分の言い方がまずかったとか、もっと念押しすべきだったとか、何か自分に悪い原因が見つかれば、相手に対する怒りは相当緩和されます。

 相手に怒りを感じたとき、矢印の方向を自分に向けてみる努力をしてみましょう。

文責 特定社会保険労務士 西村 聡
もっと見る :http://www.nishimura-roumu.com

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