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●業務上、熱中症に対してどのように気をつければ良いのですか? | 社会保険労務士法人ラポール|なにわ式賃金研究所

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●業務上、熱中症に対してどのように気をつければ良いのですか?

業務上、熱中症に対してどのように気をつければ良いのですか?

今年も注意! 職場における「熱中症」予防対策

平成21年の発生状況

 厚生労働省の発表によれば、平成21年の職場における熱中症による死亡者数は8人(根全年は17人)だったそうです。昨年は少なかったといえますが、例年は20名前後で推移しています。業種別では、建設業(5人)が多くなっています。
 作業開始からの日数別にみると、88%が7日以内に発生し、発生月別にみると、すべて7月か8月に発生しています。

そもそも「熱中症」とは?

熱中症は、高温多湿な環境で体内の水分や塩分のバランスが崩れることにより、体内の調整機能が破綻して発症する障害の総称であり、以下のような様々な症状が現れます。
・めまい・失神
・筋肉痛・筋肉の硬直
・大量の発汗
・頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感
・意識障害・痙攣・手足の運動障害
・高体温

厚生労働省の取組み

厚生労働省では、「職場における熱中症の予防」について、平成21年6月に発出した通達に基づく以下の対策を図ることとしており、都道府県労働局や労働基準監督署による事業場への指導などにより、取組みを推進しています。
(1)職場の暑熱の状況を把握し、必要な作業環境管理、作業管理、健康管理等を行うこと
(2)計画的な熱への順化期間(熱に慣れ、その環境に適応する期間)の設定
(3)自覚症状の有無にかかわらない水分・塩分の摂取
(4)熱中症の発症に影響を与えるおそれのある疾患(糖尿病等)を踏まえた健康管理など
詳細につきましては、厚生労働省ホームページ「職場における熱中症の予防について」(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000006xcz-att/2r98520000006xjw.pdf)をご確認ください。

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